投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

消費税は増税していいよ

イメージ
消費税増税の話が出ると、「庶民を殺す気か」くらいの勢いで報道するし、ヤフコメあたりのコメントもそう。消費税に親でも殺されたん? 消費税が仮に20%になったとして、ほんとうに死んでしまうのだろうか? よその家計は知らんので、うちの場合で推測してみる。 去年の家計 食費 ¥1,000,000 食費以外 ¥2,000,000 家賃 ¥1,200,000 NISA ¥1,200,000 確定拠出年金 ¥276,000 ふるさと納税 ¥100,000 住民税 ¥270,000 所得税 ¥320,000 社会保険 ¥1,000,000 合計 ¥7,366,000 結構偏った家計かも。 で、消費税をいくら払っておるのかというと、対象になるのは「食費」と「食費以外」で計上している部分。「食費」に含まれる消費税は8%、「食費以外」10%で計算。 去年支払った消費税 食費 ¥74,074 食費以外 ¥181,818 合計 ¥255,892 年間約255千円。 これが20%に増税されたとして。 面倒なので食費も20%になったとして。 消費税が20%になったら? 食費 ¥185,185 食費以外 ¥363,636 合計 ¥548,822 増税分 ¥292,929 年間で約30万円の増税。 確かに少なくはないが。 もっとむしり取られているものがある。 それは社会保険料。 消費税は26万円弱の負担だが、社会保険料は100万円の負担。 そして、社会保険は消費税よりももっと増え続けている。 社会保険料の従業員負担率の推移 参照)内閣府の資料 1984年 8.27 1999年 10.86 2014年 14.92 仮に2014年の社会保険料を100万円とすると 1984年 ¥554,290 1999年 ¥727,882 2014年 ¥1,000,000 2014年までの数値しかないけど。 消費税のなかった40年前と2014年を比べても、45万円も増えている。 今年更に上がっているのでもっと負担は増えている。 消費税よりも、社会保険料の負担の方が遥かに大きいじゃないか。 消費税を増やして、社会保険料は減らすよ、というなら是非そうしてもらいたい。 消費税は消費によってコントロールできるが、社会保険料は問答無用で持って行かれるうえに、現役世代には恩恵が薄い。無駄に病院にたむろして社会保険を食いつぶしている老