IT業界の深い深い闇
今、せっせと転職活動をしているのだけど、求人情報に、 「社員の笑顔が私達の財産です!」 みたいなこと書いてるやつ。あ~はいはいお察し、のパターンが多い。 ・未経験者歓迎! ・キャリアアップ目指せます! ・働きやすい職場! ・あなたのやりたいお仕事必ずあります! もうね、こういうのね、俺が腐れブラックIT企業に居た時に、求人媒体の原稿に書きまくったわ。 未経験者を歓迎しているのは、これは嘘ではない。 が、正確に言うと。 経験者には来てほしくない IT業界知っている人は騙せないからね。 給料は最低賃金スレスレで、手当・社会保険・有給休暇無し。 休めば減額。 月の労働時間が140時間以下になった場合も減額。 増額は一切無い。休日出勤しようが、夜間作業しようが、残業時間が50時間越えようが100時間越えようが一切無い。 俺が見てきた中で、さすがのくそっぷりに笑いさえ出たのが。 地方出張が必要なスポット作業の案件のこと。 宿泊費は5,000円以下、それ以上は自腹!っつといて、発注元からは宿泊費として9,000円もらってた。 移動交通費も「特急指定席」で貰ってるのに、「特急を使っていいのは60キロ以上移動する時だけで自由席のみ」とか。 そういう経費の部分でまで、細かく抜いてた。 人を社外に常駐させる派遣の場合だと。 単価は一人辺り月100万円前後が相場。 実例としては。(数字は1人辺りの月単価) 発注元:120万円払う 1次請け:120万円もらう 2次請け:80万円もらう 3次請け:45万円もらう 4次請け:35万円もらう 実際に働く人:月給14万円 これが、12年前に実際に俺がブラック企業に居た時に見たお金の流れ。 3次請けと4次請けの注文書(と注文請書)は俺自身が作成した。 お金の流れだけ見ても、どれだけひどいかが分かる、というもの。 法律的にも、偽装請負とか多重派遣という犯罪。 手当・社会保険・有給休暇なしは、労働基準法違反。 そうやって、実態は何も生産してもいないくせに、社長だけはベンツ乗ったり愛人をマンションに囲ったり出来る。 なにそれ、錬金術じゃん。 2020年までに、全部絶滅しねぇかなほんと。