Windowsの再インストール、楽になったことと、面倒になったこと
・いきなり画面がブラックアウト、「お前もリセットしてやろうか!」みたいな英文のメッセージが表示されて、勝手に再起動
・スリープから復帰すると、「bitlocker回復キーを入れろ」と表示され起動しない。(適当に回避したら起動した)
Windows11のPCを利用中、上記事象が立て続けに発生。
厳密に原因を特定したわけではないけど、SSDが寿命なんじゃろかー、っと。
中古で買ったPCに入っていた安物そうなSSDをそのまま使っていたし、交換しておくべきかなーっと、ずっと思いつつ放置していた。
とはいえー、今更SATAのSSD買うのもなあ。どうしようかなーと半日ほど頭の片隅で考える。
今のメインPCは中古で購入した富士通ESPRIMO Q558/B。
調べてみると、NVMeのSSDを装着できるM.2スロットがある事が判明。
Wi-Fiのカードを取り付けたスロットしか無いと思ってたら、冷却ファンの下に隠れてた。
ほいじゃー、ってことでアマゾンでKioxiaの再生品を購入。
3050円と安い分、256GBしかないけど、クラウドや配信のおかげでローカルに大きなストレージを必要としないので、これで十分。動画編集とかもしないからね。
3050円と安い分、256GBしかないけど、クラウドや配信のおかげでローカルに大きなストレージを必要としないので、これで十分。動画編集とかもしないからね。
翌日には配送されたので、さっそく取り付け。付属のビスのサイズが一致しなかったので、ちょっとだけ手間どったけど。大昔にPCを自作していた名残でビスは押し入れの中から発掘できた。
Windows11のインストールイメージを入れたUSBメモリを差してPCを起動。
Wi-Fiのパスキーを入力するのが面倒なので、有線LANを接続しておく。
ちなみに、使わなくなったWi-Fiルータをコンバータにすれば、LANケーブルの届かない部屋でも、有線接続が可能で、こういう時に便利。普段は、PCのWi-Fiで接続するけど。
ほんでー、まずBIOSを確認。NVMeのSSDを認識している事と、起動順序の先頭に来る設定になっている事を確認しておく。あとは、「次へ」が画面に出たらクリックするだけ。
インストール完了するまでに、10分くらいだった。
速い。
Windows9xの頃は、半日仕事だった。各種ドライバーやライセンスキーなど、準備も面倒だった。しかも、半年に1回くらいはクラッシュして再作業という、ワシ前世でどんな悪事働いたの? という苦行だった。
今は、USBメモリをいっこ用意して、インストールイメージをMicrosoft純正のツールで突っ込んでおくだけ。
グラフィックドライバーだけは、なぜかWindows標準のものしか入っていなかった。マルチモニターが有効にならなかったので気づいた。富士通のサイトからダウンロードしておいたものを適用。
Windowsライセンスは、勝手に有効になっている。メーカー製のPCはBIOSに書き込んであるらしい。自作PCだったとしても、Microsoftアカウントと紐ついていれば、ログインするだけで有効になる、はず。
Microsoftアカウントでログインし、OneDriveのバックアップと同期すると、スタートメニューにアプリのショートカットが復元されるので、インストールされていないものを入れていく。Microsoftストアにあるものは、ショートカットをクリックするだけでOK。
もっとも重要なアプリであるChromeをインストール、Google Driveアプリもインストール。これで、これまで使っていたブックマークや各種サイトへのログインパスワード、ファイルなどの環境が復旧。楽で速い。
CDからリッピングしたFLACファイルは起動ドライブとは別のSSDをマウントして復旧。
ローカルで持っている大き目多めのファイルは、別ドライブにしておくのは有効かも。NASなどから復帰させてもいいけど。
Windowsの設定も、おおむね元通りに自動で復元。込み入った設定は戻らないみたいだけど。
ちなみに、マイドキュメントの場所を、OneDriveのマイドキュメントに変更しておくと、「ファイルが無い方に同期して全部消えた!」なんて事故は防げる。たぶん。今のところ、複数PCを使い分けたり、こうして再インストールしても、そういった事故は起きていない。
めんどくせーのはソニーのアプリくらいで、1時間もかからず終了した。
Windowsは進化したなあ、って話なんだけど。
ここから、少し面倒くさい。
進化するのはいいけど、古いファイル共有サービスを使えなくしてくれてるので、NASなどがいきなり使えなくなる。
「これ、前も対処したなあ」と思いながら、対処する。
うちにはソニー時代のNASNEがいまだに現役で稼働していて、CDをリッピングしたFLACファイルのバックアップ先になっているし、Daphileを常用するようになったので、こいつにもファイル共有でFLACファイルを同期しておきたい。
どちらもWindows11では拒絶されてしまうので、対処が必要。
やる事は。
・SMB1.0の有効化
・グループポリシーの編集
デジタル署名の要求を無視する、ゲストアカウントを許可する、とかその辺のセキュリティを低下させる対処が必要。当然、リスクはあると思う。以前は、LANの内側に敵は居ない、という前提がまかり通っていたけど、昨今はそういう考え方は古い。家庭内にも敵は居るかも知れないのだ。と分かったうえでやる。便利な方が圧倒的にいいので。家庭内に、怪しいデバイスが居たりしなければ、多分大丈夫。多分ね。
対処方法は、検索すればいくらでも出てくるので、ここには残さない。
次回やる時に、確実に「何するんだっけ?」となっているとは思うけど。
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