銀行法改正により何故か更に劣化してしまったDr.Walletを見直してみる


家計簿ソフトのDr.Walletが更に劣化してしまった。
銀行法の改正のタイミングで、銀行口座の自動連携機能が無くなってしまった。
Dr.Walletの言い草だとまるで、改正によって口座連携を規制ないしは禁止されたかのように思えるがそうではない。むしろDr.Walletのような口座連携サービスをより使いやすくするためにAPIの制度化を行った、というのが改正内容。
Dr.WalletにはAPIに合わせた開発能力が無いか、銀行にAPI接続を断られたか、銀行と交渉する能力すら無いのか。どれが原因なのかは知らんが、残念なことである。

だが、しかし。

あえて、ここでDr.Walletを再評価してみよう。

ここ1年間ほどはDr.Walletを使わずにマネーフォワードを使ってきた。プレミアム機能の年間課金もしてしまった。
Dr.Walletの口座連携機能があまりにも貧弱で、失敗したり、まったくデータをとってこなかったり。特に、自分がメインのクレジットカードにしているdカードがひどくい。未だにまともに明細をとることが出来なくて、何故か1年前の明細を数件とってきただけで最近のものを全くとってこないくせにエラーも吐かない。エポスカードも度々エラーを出すし、イオンカードは登録時点からエラーしか表示しない。

といった感じで終わってる感が満載なので、切り捨てることにしたのだけど。
6年間溜め込んだ家計簿が惜しい。
最後にわずかばかり貢いでおくか、とプレミアム機能に課金して、CSVでエクスポートすることに。(エクスポート機能は課金しないと使えない)
したところ、すんなりいかず、ほんともうダメだな!と。

課金したのにエクスポートを実行しようとすると「これはプレミアムの機能です。使いたければ金寄越せ」などと。
サポートに問い合わせてみたけど、さっぱり解決せず。3日後に再度課金操作をしてみると、課金処理されたわけでもないのに、解決。
なんだかな?
どういうわけか、サポートは返金処理してくれたらしく600円かえってくるし。

閑話休題。

まあともかく、課金した(?)んだし、レシートを激写しまくってみた。
やはり、人の手で入力しているだけあって、レシートのデータ化能力は他の家計簿アプリを圧倒している。しかも、速いし。
有能なのが、レシートではないものでもいけるということ。例えば、Amazonの購入履歴の画面をスクリーンショットに撮って送っても、レシートとしてデータ化してくれる。
素晴らしい。

何をいくらで買ったのか?は、データベースとしても非常に有用である。

「意外と、ウイスキーは成城石井で買うのが一番安いぞ?ライフはスーパーのくせにセブンイレブンよりも高いやんけ!」

などということもよく分かる。
もっとも、成城石井に行くのは面倒なので、ライフで買っているけれども。

ただし、データベースとしてはいささか貧弱ではある。手動で作ったカテゴリを削除した時に、当該のカテゴリに入れていた買い物が集計から除外する設定に変わっていたり?削除する時に他のカテゴリに一括で変更させる機能はある、けどそこで「変更しない」と選ぶと、どうやらそうなってしまう?ようだ。?が多いのは法則が一定ではないような気がするから。ロールバック機能なり実装して欲しいところである。

マネーフォワードは口座連携機能がよく出来ているので、その点はDr.Walletを完全に周回遅れにするどころか、もはやグループAと草レースぐらいの違いなのだが。
何をいくらで買ったか?までは残らないし、レシート撮影機能はさっぱり使い物にならない。理想的なカメラアングルと照明でばっちり撮れば、まれにまともに読み取る程度。
また、ユーザーインタフェースがどうにも感覚に合わず、その点Dr.Walletはユーザーインタフェースはよく出来ている、と感じる。
例えば、Amazonから連携したデータと、クレジットカードから連携したデータが同じ買い物であった場合は、どちらかは計算から除外しないと重複計上になってしまうわけで、それはDr.Walletもマネーフォワードも自動で処理はしてくれる、のだが。(もっともDr.WalletはAmazonとの連携はまともにできないが)
この自動処理がたまに間違う。特に、Kyashで支払った場合は、3重で同じ買い物の明細が存在することになる上に、Kyashにポイントや残高(オーソリの返金でよく発生する)があった場合は、クレジットカードとKyashでは明細の金額に差異が出てしまうので、自動処理は難しくなってしまう。
そういうのは手動でチェックして振替にするなり、除外するなりをするこになる、のだけど。

マネーフォワードの場合)
データ取得日で画面に並ぶので、同じ買い物がひとかたまりに表示されない。
Amazon、Kyash、クレジットカードで取得タイミングが異なるので、入出金の新着には個別バラバラに上がってくるので、突き合わせるのが面倒。

Dr.Walletの場合)
入出金の新着をタップすると、その明細の買い物をした日の家計簿が開くので、重複したものをひとつの画面内で確認しやすい。同日に大量の買い物があった場合は、つらいが。
そもそもクレジットカードの明細まともにとってこないから、突き合わせる必要もないけどw

とゆうかんじなので。
レシートを撮影する手間が負担にさえならなければ、Dr.Walletの方がいんじゃないか?と
毎月600円払った上での話だけど。
マネーフォワードも課金しないと、連携出来る口座は10件しかないし、1年以上前の家計簿は見られないし、で課金はほぼ必須なんだし、レシートのデータベース化という見方をすれば月額600円は十分に安い。ちゃんと入力オペレータのバイト代払えてるのかしら?ってくらい。

当面、Dr.Walletに課金しつづけてレシートを激写する日々を送ってみようかな、と。

以前は、口座連携で取得した明細と、撮影したレシートとを突き合わせて、レシートの無いカード明細があった場合に「不正利用なのか!!」っと気付けるというか、「不正利用なないな、うんうん」と安心出来る、といった目的を重要視していた。
のだけど。

最近は、使うクレジットカードはほぼKyashを通しているし、特定のクレジットカードを1枚だけKyashのオートチャージに設定しているので、Kyashとクレジットカードの明細さえ一致していれば、それで確認は済むのだ。Kyashは電子マネーなので、使ったら即その場で明細を確認出来るし。買い物してもないのに、Kyashの明細が上がってくれば、それはもう不正利用ほぼ確定なのである。

まあKyashとクレジットカードの明細を突き合わせをどうしたもんか?なのだけど。
マネーフォワードで突き合わせるのは難しいし、Dr.WalletはKyashとは連携する機能がそもそも無い。
月の利用金額の積算を比較する、としてもKyashと自分が使っているクレジットカードでは締日が違うし、ポイントや返金処理の差分が出てしまう、という問題がある。
どーしたもんかいな、と。
で、当面クレジットカードはエポスをメインにすることに。
エポスだと買い物すると数分以内にはメールで使用金額が通知される。
なので、買い物をした時に、スマホでKyashの通知と、メール通知を確認しておけば、良いのではないだろうか。
帰宅してから、レシートを撮影する時にでも、チェックしておけば、その日1日の買い物した分くらいは脳内キャッシュも残っているし、チェックするのは楽なのではあるまいか?
月イチで明細見てチェックしても「これなんだっけ!?」が必ず数件はあって実につらいので、日々チェックの方が負担は少ない、ような。どうだろうか。
まずやってみて習慣化出来れば、問題ない、ということだ。

とゆうわけで。
機能劣化したはずのDr.Walletを見直して利用再開している、のでした。

ちなみに。
Kyashというのは電子マネーで、事前にチャージしてプリペイドとしても使えるし、登録したクレジットカードからのオートチャージでポストペイドとしても使える。Kyash間での送金も可能(したことないけど)
プラスチックのカードも発行出来て、ICチップ付きのVISAのクレジットカードとしても使うことが出来る。リアル店舗では、ほぼ全てで使える、と思われる。
ネット決済だと、Amazonやヨドバシ・ドット・コムなどの都度決済の買い物には使えるが、サブスクリプションや公共料金(ヤフー公金は登録は出来るが、水道料金の決済が出来なかった)、カーシェアなど定期的に決済されるサービスには使えない。
1%ポイント還元が注目されがちだけど、本当の魅力はそこじゃない。クレジットカードの利用明細が、ほぼリアルタイムで参照出来ること、ではないだろうか、と思っている。
カードの発行手数料が必要なので「1%の還元で手数料を回収するにはいくらの買い物が必要で~」みたいなツイートを何件も見たが、そんなケチな観点で見ては勿体ないと思う。


次のブログでは、Nature Remoとの闘いの日々について書く予定。











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