ソニータイマー信者の俺が、サウンドバー(というか板?)HT-XT1をうっかり買ってしまった

ソニータイマー信者なんですが。
AVセンター(マルチチャンネルアンプ)はパイオニアのVSX-S510を使ってました。
素直にソニー製品にして、BRAVIAと組み合わせればいいものを、何となく天邪鬼を発揮してパイオニアに。
ただ、ソニーのAVセンターはアナログアンプしかなくて、デカイ。
うちのテレビラックにもギリギリのサイズなので、そもそも選びようもなかったのだけど。

16年前にDVDとヤマハのお手軽サラウンドセットでツイスターに衝撃を受けて以来。
サラウンド環境の構築には拘りがあるのだけれども。
どーんとでっかいアンプや、でっかいスピーカーを4つも5つも6つも並べることには抵抗がある。
サブウーハーなんて、木造賃貸で鳴らせるもんでもないし。
貴重な生活空間の大部分を、常用するわけではないものに専有されるのは、どーにもコストとリターンのバランスが悪い。
金銭的にも、映画館に映画見に行った方が安く済むし。

なので、サウンドバーのように場所も取らずにサラウンドが体感出来るのであればベスト。
今回買った、ソニーのHT-XT1はサブウーファーも一体になっていて、設置はテレビの下という構成なのでまるで邪魔にならない。


写真の撮り方がなってないせいもあって分かりづらいですが。
テレビの下にあるのが、HT-XT1。
テレビもソニーのBRAVIAだし、AVラックも黒でテーブルトップという点も同じ、とあってものすごく溶け込んでいる。
置いてあることを意識させない、実に目立たない。
左右に置いてあるビクターのスピーカーが鳴っているかのような錯覚さえ感じることがある。
(スピーカーは音楽再生用にVSX-S510と共に残してある)

奥行きが31センチあるので、今までテレビの裏にごちゃっと隠しておいたNASやnasne、フレッツ光の終端装置、などを片付けなければならなかったけど。
テレビの前に立てかけてみると、実はこれだけの大きさがあることが分かる。32インチのテレビのサイズに近い。


この奥行きある分、通常のバータイプのモノよりも、音的にも低中音域を出し易く有利なんじゃないだろうか。
実際、音楽を再生してみても、低音が出過ぎなくらい、強い音が出る。

さて、問題のサラウンド。
まず試してみたのは分かりやすいゲーム。
XBoxOneの「Forza Motorsport」と「GTA5」とを遊んでみる。
(もちろんソニータイマー信者なのでPS4もあるけど、ゲームがないw)
タイヤのスキール音や、トンネルの中の反響音、後ろから追突された音。
轢き殺されて叫びを上げる市民、銃声音、けたたましく鳴り響くパトカーのサイレン。
あるはずの無いリアスピーカーから確かに音が聞こえる。
ま・じ・か!?
スピーカーを5つも6つも並べる必要なんか無かったんや!?

つーか、VSX-S510にスピーカー6個繋いだ時よりも、自然に音が回り込んでくる感じ。
もっとも、パイオニアのS-A4スピリッツを2台、ビクターのウッドコーンSX-WD5を2台、同じくSX-WD30を2台。
とゆーばらっばらな組み合わせなので、パイオニアのアコースティックキャリブレーションをもってしてもバランスが取れるはずもない。
(WD5とWD30 は似た傾向になると思ったのに全然性格違った)
無駄に拘って組んだサラウンドより、お手軽サラウンドセットの方が優秀、とはよく言われるけど。
更にサウンドバーの方が上とはなぁ。
そういう期待をして買ったんだけど、実体験すると感動するなぁ。
ソニーさんはえらいもんを作ってくれたもんやなぁ。

基本的には、うちのBRAVIA(KDL-32W700B)とこのXT1は発売時期も近いし、使ってる技術もほぼまんまだし、音の傾向は結構似てる。
サブウーファーが追加された分の効果なのか、音の厚みと迫力が増した。
サブウーファーといっても、どんどこ響くタイプではなし、独立してボリューム調整できるし、本体内蔵なので床置の場所もとらないし。
その本体はテレビの下にひっそり隠れるように置けばいいわけだし。
これは、木造の賃貸住宅には最適なシロモノなんではないだろうか。

購入金額は、ヨドバシアウトレットで19,800円(+ポイント10%)
かなりお買い得感高い。

既に今年秋にXT2という後継機種が出ていて、値段も36,000円くらいで結構お手軽なのだけど。
BluetoothはLDAC対応だし、ネットワークにも接続出来てGoogleCastにも対応しているし。
ワイヤレスでリアスピーカーを増設可能というのも面白そう、なのだけど。
ただ、非常に残念な点が。
XT2は、テレビと繋ぐARCだけで、他にHDMIの入力が無い。(テレビにもHDMI入力3~4つくらいあるんだし、どこにどう繋ぐのか混乱するでしょう、という割り切りとしてはいいと思うけどね)
更に対応フォーマットがど貧弱、ドルビーデジタルプラスにもマルチチャンネルPCMにも、DTSに至ってはまったく対応していない。

うちのBRAVIA(32W700B)は、マルチチャンネルPCMはパススルーしてくれずに、PCM2chにしてしまう。
なので、WiiのようにPCMでしかサラウンド出力してくれない機器をテレビ経由で繋ぐと、AVセンターで音を出してもPCM2chのステレオになっちゃう。
ピクミン3がステレオにしか聴こえなくて、あれ?と思ったらそういうことだった。
ついでに、BRAVIA(32W700B)はドルビーデジタルプラスやDTS-HDは入力すら受け付けない。
なのでアンプがHDMI入力を持っていないと、かなり残念な構成になってしまうのだ。

もっとも。プラスとかHDとか言っても、違いが分かるほどのもんかというと、まったく分からんのだけどw
音質がどうとかでなくて、「あれ?音出ない?」とか「サラウンドにしたつもりがステレオじゃね?」みたいになるのが嫌なのだ。

上のモデルのXT3になると、その辺はクリアされるのだけど、値段が70,000円近くまで上がってしまう。
今のうちのおサイフでは買えないんだな。

その点、XT1は2年前の製品なのでLDACなんて当然対応してなどいないし、ネットワークにも繋がらない、のだけど。
HDMI入力は3つあるし、ドルビーデジタルプラスやTrueHD、DTS-HD、マルチチャンネルPCMと音声フォーマットの対応も十分。
しかも型落ちで安い、となればこっちを選んだ方が当然いいのだ。

このサウンドバーに求めているのは、ハイレゾ再生とかネット接続ではなくて。
映画の音声をサラウンドでかつクリアに迫力を持って再生すること。
パイオニアのVSX-S510はソースに忠実過ぎるのか?映画を再生するとセリフが聞き取りづらいことが多いのだ。
自分の加齢による聴力の劣化のせいもあるかも知らんけど。
ボリュームを上げてしまうと、アクションシーンなんかの爆音に木造の賃貸住宅が耐えられない。
音のクオリティがどう、とかでなくてそこが致命的に問題なのだ。

シン・ゴジラが3.1chだったので「サラウンドなんか要らんかったや!」とも、ちょっとだけ思ったけど。
マッドマックス怒りのデスロードをサラウンドで見たら、やっぱあった方がいいなって、思った。

そこで、その辺をいい感じにソニーがうまく加工してくれることはBRAVIAで体験済みだったので、今回はソニー一択だった。
BRAVIAのセリフ明瞭化とフロントサラウンドの機能に、後は迫力が加わってくれれば良いはずではないか、と。
そこに、ソニーの板状というか薄い箱状のサウンドバーがはまる気がしたのだ。(バーじゃないよなぁ)

その思惑は、おそらく期待通りの結果を得た。
もう少し、いろんな時間帯や気分や体調の時に、いろんな映画とかドラマとか見てみないと分からないけど。
ひとまずは満足。
おそらくもう、スピーカーを4つも5つも6つも7つも並べて、必死こいて調整することはしないだろう。
マイ電柱付きのオーディオ・ビジュアル専用部屋でも作るくらいに金と暇が余るようなことにでもなればともかく。

コレでまたひとつソニータイマー信者としてのクラスが上がった。

そういえば。
最近ソニータイマーが発動していない。
XperiaZ4が1年5ヶ月で壊れたくらい。
もちろん、そんなタイマーはいらんのだけど。

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